自治体分科会企画セッション 「基礎自治体におけるベースレジトリとGIS」(下記画像をクリック)

2022地理情報システム学会発表大会自治体分科会企画セッション「基礎自治体におけるベースレジトリとGIS」を開催しました。

2022地理情報システム学会発表大会 企画セッション

2022年10月30日(日)08:30-10:30

NL124 A-3

「基礎自治体におけるベースレジトリとGIS」

 

企画: 青木 和人

において、地理情報システム学会自治体分科会では「基礎自治体におけるベースレジトリとGIS」と題して、香川県高松市の伊賀大介さん、兵庫県加古川市の多田功さんをお迎えして、話題提供と意見交換を行いました。

 

前半は、各登壇者から話題提供をいただきました。自治体分科会代表の小泉からの挨拶の後、自治体分科会の浅野から「自治体DXにおけるGISの役割と個人情報と公務員の守秘義務」について話しました。

 

そして、伊賀さんから、スマートシティーで見えてきた課題や自治体内のベースレジストリとなる各部門の地図一元化の必要性とそれによる地図更新の容易性について、お話しいただきました。

 

多田さんからは、スマートシティーにおける地理空間情報活用として取り組んでいるBLEタグによる「こども見守りサービス」や見守りカメラの死角をプラトーデータを活用して検出する事例、さらに市民意見集約プラットフォームdecidimのお話等もいただきました。

 

後半のパネルディスカッションでは、会場参加者からの積極的な質問による参加型の意見交換を行いました。

 

意見交換では、地図一元化に際して、国の基盤地図情報との連携を意識する必要性やシビックテック関係参加者からのシビックテック活動との連携についての質問もありました。

 

最後には、デジタル田園都市構想など国予算によるベースレジストリ構築後の更新について、データもインフラであると言う認識の醸成による自治体での継続的な予算確保の必要性など、活発な議論が行われました。