G空間EXPOのGIS学会シンポジウム「ポストコロナ社会とGIS」に参加しました

キーノートスピーチでは、株式会社三菱総合研究所の木根原氏による「ポストコロナの世界と日本 ─レジリエントで持続可能な社会に向けて」について、講演がありました。

デジタル×リアルによる「地域の自律分散」「付加価値の創出」、社会の持続を支える制度改革、さらには国際協調の形成等、ポストコロナに向け、幅広い視点でのお話しをいただいた。

 

後半のパネルディスカッションでは、産学官のそれぞれの立場から、コロナ禍での活動、そしてポストコロナに向けた課題と期待について、発表があった。

 

コロナにより、住民生活、学校現場、公共等、さまざまなところで格差が広がっている。いろいろな活動がストップしている。等の課題や問題が浮き彫りになった。一方で、デジタル化の進展や非効率の排除が進んだ。ビジネスや防災、教育等において、今までの常識・当たり前が大きく変わった。等、「変革」が起こっているという報告もありました。

 

また、データの価値、特に人流や交通等「動く」データへの注目が高まっているが、そのデータが特に行政分野に活かされていないという指摘もありました。

 

自治体分科会においても、コロナによる新しい業務が増え、また変化に追いつけず戸惑っている自治体が多い中、今一度、各自治体の行政リソースの確認、特に「データ」と「住民・地域の力」に着目して、まだまだ使えるものはある。武器は残っていることをお伝えしました。

 

ポストコロナは、まさに「ピンチをチャンスに変える」ことができるか。

そのヒントをたくさんいただきました。

 

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20201204G空間EXPO発表資料.pdf
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