第32回地理情報システム学会学術発表大会企画セッション 

 

2023年10月29日(日)の第32回地理情報システム学会学術発表大会(電気通信大学)で企画セッション「日本における住所・土地のデータ化を巡る新展開」(自治会分科会とFOSS4G分科会共催)を開催します。どなたも無料で参加できます。

開催趣旨

 

土地「地番(lot number)」を示すデータは、2023年1月に法務省から登記所備付地図データ(地図XML)が全国分公開され、現在、それを利用したWebサービスが展開されつつある。しかし、本データがどのような目的で整備され、住所とどのように異なるのかは十分に理解されていない。一方、住居表示に代表される「住所(address)」は、我々にとって最も身近に利用されている位置を示す情報であるが、これまで包括的かつ自由に使用できるデータ整備は限定的であったが、デジタル庁にてアドレスベースレジストリが整備された。
そんな中、2023年6月にマイナンバーカードの情報登録において、住所情報の表記揺れ問題が社会的に認知された。これは、住所データ活用が容易でないことを示している。これらを踏まえて、本セッションでは土地地番や住所の違いやそれぞれに関わるどのようなデータが存在するのかを整理し、行政における制度的運用や実態を踏まえて、データ活用のための取り組みや技術的留意点について議論する。

開催概要

主催:地理情報システム学会自治会分科会・FOSS4G分科会

 

日時:2023年10月29日(日) 09:00 〜 12:40

 

会場:第32回地理情報システム学会学術発表大会 A会場(電気通信大学新C棟2階 C-203)

 

参加について:本企画セッションは、会員・非会員に関わらず参加費無料で参加できます。

企画セッションのみの参加であれば、学会の参加登録も不要です。

Zoomでの中継も予定していますが、事前確認ができないため、中継がうまく行かない可能性もございますがご了承下さい。Zoomでのご視聴を希望される場合は、以下の申込フォームからご記入をお願いします。

参加申込フォーム

 

プログラム

  • 9:00 ~ 9:10 企画趣旨説明(岩崎)
  • 9:10 ~ 9:30 日本における土地のデータ化を巡る新展開 -「法務省地図 XML アダプトプロジェクト」を事例に- (駒澤大学・瀬戸寿一)
  • 9:30 ~ 9:50 講演1
  • 9:50 ~10:10 講演2
  • 10:10~10:30 スマート地図バザールによる地図XMLのタイル配信 (国土地理院 藤村英範)
  • 10:30~10:50 地図XMLを活用したWebGIS「今ここ何番地?」(土地家屋調査士 白土洋介)
  • 10:50~11:00 休憩
  • 11:00~11:10 登記所備付地図データダイジェストの作り方(坂井恵、岩崎亘典)
  • 11:10~11:30 活用にあたっての留意点
  • 11:30~12:30 総合討論
  • 12:30~12:40 閉会

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